冬物語
「・・っ」



気づけば走ってて・・

気づけば涙が出てた






「あ!どこ行ってたの?早く写真撮ろうよ!」


今まで仲良くしてた子たち。





「ごめん。そんな気分じゃない。」


「どしたの?泣いてんの?」


「・・もうほっといて。」


「心配してんのに、その言い方はないんじゃない?!」


「そうだよ、ひどいよ!」



「・・・っ!」


このとき、

あれ・・?とは、思ったんだ。








あぁ、きっとここからだ。




友達がいなくなったのも、








声が・・・







出なくなったのも。
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