冬物語


窓の外は悲しいくらいに晴れている。

今のあたしの心に合わなくて…少し淋しくなった。

誰もあたしの気持ちなんかわかんない。

空までもがあたしの心と逆だなんて……



太陽。
あたしの気持ちを溶かしてしまうの?

前まで降っていた雪。あたしの想いも心に積もったままです。そんなに晴れるの?

あたしの気持ちを溶かしてしまうの?




あたしの周りに誰もいないこと。理由は簡単。あたしが自分から寄って行かないから。


わかってる。
だけど、誰もあたしのことを求めてはいない。


実際聞いてしまったの。
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