冬物語


「俺らさ、今日部活なくなったんだよね。ちょっと・・いい?」



「!!」


え・・

はい?!



あたしは、声にはならないけど思いっきり心の中で聞き返した。




「いいよな?」

「え、あ、お、おぅ・・」

一人が二人に許可を取る。




「ぜ、ぜんぜん。」


「・・・。」





雪は


  降っている―――



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