冬物語


三人はもちろん、驚いた顔


「・・・。」


私は下を向く
そして、首を横に振る



違うよ。



あたしは少し口を動かした。



いつ振りだろうか。




行かないで!




気付けばもう涙は出てて・・


口も動いてた。






「お、おい・・!お前・・、」



「まさか声・・・・」




「出ない・・、のか・・――?」






あたしは静かに頷いた。




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