激情型お姉さん ナツコ
ナツコは私を病院まで送った後、実家で両親と待機していた。



たわいもない会話を父から始めた。



「なあナツコ、
女の子やとしゃべるのが早いやろなあ。」



私のおなかの子は、女の子であることは、分かっていた。



「うんうん、すぐにしゃべるようになるわよー。」



「そうだな、わしはなんと呼ばれるんだろうな。じいじか?」



「そうね。じいじかな…。
私はね、叔母ちゃんもいいけど、ナッちゃんにしようかなと思って。」



「おいおい、ナツコ。
叔母をナッちゃんと呼ぶのか?」



「いいじゃないの。それに呼びやすいでしょう?

ほら、『母ちゃん』と『ナッちゃん』て響きが似てるから

母親の次に私の事呼んでほしいしね。」



その時父が笑って、ナツコにこう言った。
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