心の、ずっと奥
心の、ずっと奥
強い風が、ビュッと私の黒いロングの髪をさらっていく。


一瞬、瞳を閉じてしまった私。


誰も居ない放課後の時間。


私は、今日も屋上の錆びたフェンスを乗り越え、足を宙にブラブラさせていた。


背中は、錆びて今にも壊れてしまいそうなフェンスに預けて座っている。


冬だから、風が冷たくて寒い。手はポケットにしまい込んで、そこに座っている私。


空を見上げてみると、青かった空が、オレンジに色を変えていく。
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