【短編】きみのたからものを

そしてゆうたくんのお母さんは一つの絵をくれた。


見ると、わたしとゆうたくんが、この土手で魚釣りをしている。

「優太はいつも何をして遊ぶか、絵に描いていました。

あつかましいですが、どうかもらってあげてください。」

わたしは涙が止まらなかった。うなずいてそれを受け取った。
< 9 / 11 >

この作品をシェア

pagetop