宇宙想い-soraomoi-
「男子がんばれ〜!
って!?!?」

なんで!?
まぁ…さ、男子さ、リードしてるけどさー。
このメンバーは無いんじゃない?
友平!龍輔!海夜!瑞穂!そして……。
キャプテン、颯人。

…可笑しい!
可笑しすぎる!
なんでそんなヘンテコチームな訳!?

龍輔と瑞穂はバスケ部に入って半年しかたってないし、友平は3年間入ってるけど、未だレイアップシュート出来ないし、海夜だって友平と一緒!

この勝負……。
負けだわ…。
ってゆうか!先生は!?
何で颯人達だけで決めてんの!?

あぁ、そっか。
先生審判やってるし、男子達がどこまでちゃんと出来るか確かめたいんだよね?「はぁ!?」
「何でこんなメンバーなの!?」
「意味不明!!」

女子から苦情が沢山。
まぁ、男子。頑張れ。

─1クォーター終了─

(逆転されてるし…。)

やっぱりダメだよ……、あんなヘンテコメンバーじゃ。
変えてよ〜っ颯人〜っ!

「メンバーチェンジお願いします。」

お?
やっとか……、今ならまだ間に合う!まだあと1クォーター残っている!

(えっとぉ……。)

友平(またぁ!?)と、
龍輔(こっちもまたぁ!?)と泰智とと……。

(臨だ!)

やっと臨が来た!
これで勝てる!!

臨が後ろを向きながら皆に『頑張れ』とか言っている。
そして急に勢いよく前を見たら……。

───…ゴンッ

(あ!!!??)

勢いよく前を見たら臨の鼻が臨の前にいた藍爽小の奴の頭にぶつかった。

「痛ってぇ〜〜!!!?」

臨はその場に座りこんで両手で顔を押さえている。

「大丈夫!??」

と良いながら先生が臨に近づいていった。

「うわぁ〜、鼻血じゃん!?」

先生が驚いている……って
「ええぇ!!!?」

は、鼻血ぃ〜!!!?
大丈夫かよ……?

臨の鼻血を止めるために頑張ってる先生達がいるにもかかわらず、試合は続行されている。
臨の変わりは颯人が出た。そして、臨の鼻で頭をぶつけた藍爽小の奴はのうのうと試合を行っていた──…。



< 20 / 76 >

この作品をシェア

pagetop