宇宙想い-soraomoi-
─キーンコーンカーンコーン─
二時間目の放課。
私の学校は来週に大縄跳び大会がある。だから、私の所のクラスは二時間の放課にクラス全員で練習をしている。
「寒っ!」
まだ、まだ、冬。
外は寒い。
「ねぇ、マジお前ちっちゃくなったな。」
「は?」
そのむかつく声の正体は……。
「ぜってー俺の方が背ぇたけーし!」
「だから何?」
崇葉だ。
「本当にちっちゃくなったな。」
一緒に嫌味を言ってくるのは別にどうでもいい存在の
「何で雅樹にまで言われないかんの!?」
柔刃 雅樹(ニュウバ マサキ)。
本当にどうでもいい奴。
「だって……な?」
「心配ご無用。私の身長はちゃんと伸びてますから。(って!!!?)」
か、顔近っ!!!?
あぁ、
久しぶりだなぁ。
こんなに近くで崇葉の顔見るの……。
(あ、
ニキビだ……。)
そう、だよね。
崇葉だって成長するもん。ニキビの1つや2つ……って私、何考えてんの!!!?
「バーカ!!!」
私は最後にそう崇葉に告げ、崇葉から離れていった。