宇宙想い-soraomoi-
「わー!」
「アハハハハハ!」

「「ん?」」

私達がバケツに何度も何度も繰り返しで水を裸足でトイレに入り、まいていた時、プール側で笑い声がした。

笑い声の正体は
豊加と雷樹だった。
豊加 異、飯永豊加(イイナガユタカ)、私と同じクラスの奴。
雷樹は覚える?前にも出てきた……松永雷樹(マツナガライジュ)、同じクラスで同じバスケ部の男子。物凄く天然の奴。

笑い声の正体はソイツらだった。

「「あー!」」

私達が同時に目についた物は

ホースで遊んでいるソイツら。

言い方を良くすると、
ホースで掃除をしているソイツら。

私達は“バケツ”で掃除をしている。
ソイツらは“ホース”で掃除をしている。


もっと早く気付けば……、こんなに腕が痛くなる事は無かったのに……。
と2人は思った。

「ホース探してこよう!」「うん!」

と私達は外、と言っても良いくらいの渡り廊下を裸足で歩いていくと、体育館前の水道に体育館掃除の臨(正式には達)がいた。
臨(正式には達)が黄色の大きなモップを水道で洗っていた。

(無いかなー…。)

「宙奈ぁ!あったよ!」
「おー!良く見つけた!」
私達は急いで自分達のトイレ掃除場所へ戻って蛇口とホースを合わせてみた。
けど、

「ふむむむー!!
っはぁ。入らない。」
「えぇっ!」

入らない何て〜〜!


あ!

そうだ〜♪
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