地味子の可愛くなる方法
私は椅子に座って三人を見つめる。
「で、依頼ってなんだ?」
里紅が話を切り出す。
私は膝の上の拳をきつく握り、話始めた。
「私、ずっと自分が嫌いだったんです。」
俯き加減で、視界に入るのは、この学校の制服のプリーツスカートと、きつく握りすぎて白くなったこぶしだけ。
「今日も、中学校の時みたいな私とは変わりたくて、イメチェンしようと思ったんですけど…っ、勇気、出なくて…」
私は、顔を上げた。
「だから私…!変わりたいんです!
過去の自分と決別したいんです!!
お願いします!私を変えてください!」