地味子の可愛くなる方法
「はいっ!本っ当にありがとうございました!」



私は三人にお辞儀する。
里恋先輩は思い出したように振り返った。



「あぁーっと里紅!あんた愛姫送んなよ?女の子なんだから一人じゃ危ないんだから!」



「ん、わかった」



里紅は、帰る準備をしながら言葉を返した。



「じゃ…帰ろーぜっ愛姫!」



「う…うんっ」



笑顔で振り返った里紅。
その笑顔がまぶしくて、胸が、一回大きく高鳴った。












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