恋文


『…わぁったよ。腹の音に攻められちゃ、ど〜しょうもねぇからな。おごるよ。何がいい?』


昌春は、香をからかうようにシャーペンをクルリと一回転させた。




『え..?いや〜……悪いね』



え?何??


反応それだけ??


もっと酷い事言ってくるのかと──…





『いいよ。お前にゃ、迷惑かけられっぱなしだしな。これくらいどっっってことねぇよ』




──…やっぱり、意地悪だ…



期待したあたしがバカだった...
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