恋文
手紙くらい面倒くさくても返せよ、
約束したじゃねぇか。
お嫁さんになってくれるって……
言った、じゃん…
寂しいよ。香──…
『なんで?』
『だって、昌春があたしから離れていくみたいなんだもん。』
…香──…。
もしかして、それは………
『昔は、お風呂だって一緒に入った仲なのに……う゛ぅ゛…』
幼なじみとしてかよ..
しかも…、
風呂入ったとかそんなこと覚えてんなら
約束のことも覚えとけよばかっ
……でも、
昔は、親が仲良かったからよく泊まりとか行ってたっけ?
……懐かしいな。
そういえば、香。
成長したよな………胸とか
昔はなかったのに………
って
何考えてんだよっ、俺っ(真っ赤)
ってか、その前に香
何、平気でそんなこと言ってんだよっ
『お前はよくそういうことを照れもせずに……、』
昌春は、そう言って真っ赤になった。