恋文
──…あぁ、そうだよな
分かってるよ。
香にとって俺は..
ただの幼なじみでしかない。
そんなの分かってる。
分かってたよ、
『別に照れることないと思うよ?』
それが……お前だもんな。
俺が、好きになった香だもんな………
『…ったく、変わんねぇなぁ、お前』
とっさに自分の顔を隠しながら
昌春は、頭をくしゃくしゃとした。
やべぇ……分かってんのに..
泣きそうだ──…
『何よーっ
すっごい変わったじゃんっ』
…………は?
お前のどこが変わったんだよ。
ふざけんな、