「「お前が…」」 (誠&涼哉)
山本 涼哉





「でもそんなの他の投手でもできんじゃん」


「いやぁ、誠みたいな守りの投手だったらブロック多いかなぁって思って(笑)」


「それは俺の実力が無いと?」
ヤバい…;;


「いやいや;;中学んときに試合したときにコントロールいいなぁって思って;;」


「そうか?」

「だって誠、この前の紅白試合のとき四球1つだったじゃん」

「9回無いじゃん」

「6回投げて1つはいい方だろ。リリーフしてねぇし」
(リリーフ:投手交代の事)

「慶悟さんは確か少なくて2つだったし、調子悪いときは4つだったし」

「そんなに差あったっけ?」

「俺の記憶力なめんなよ?」

「説得力無いな」
そぅ微笑した誠。


やっぱ誠とは野球の話が盛り上がるわ。
まぁそれ以外は誠といるしな。



でも今日の誠は上機嫌みたいだ。
さて、今日の投球の調子はどうなのかのねぇ。




「涼哉」

「岸田…」

「国語写し終わったんだ」

「なんとか;;誠意地悪だかんな;;」

「わざと誠に頼んでるくせに」





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