15歳の母

やっぱりヒトシの
腕の中は何より落ち着く。

少し立ってから私は
落ち着きを取り戻し、
自然と口を開く。

「ごめんね、もし、
もしもの話だよ?」

「なに?」

もう話さ無ければ
いけない事に気づき
ゆっくり話を続ける。

「アイナが妊娠したら
ヒトシ、どうする?」

「産んで?」

そのことばが嬉しかった
でも..
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