俺はキミの生徒





『じゃあ…またね、柚木ちゃん』


あれからたっぷり1時間

やっと柚木ちゃんの机の掃除は終わった。


ただ、あれから俺と柚木ちゃんはまったくと言っていいほど言葉を交わさなかった。

それを見て新がクスクスと笑っていたのは言うまでもないだろう。



『まったく修司は意地悪なんだから』


帰り道

新はまだ笑っている。



『いいだろ、別に。

それにあれは柚木ちゃんが悪い』


と、言い終えたと同時に目の前にゲーセン

ここは俺と新の行きつけのゲーセン


ちょうど学校帰りにあるんだよな。



『つき合えや、新』


苦笑いの新を従え、店に入る。


ったくゲーセンってやっぱうるせぇーや…






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