俺はキミの生徒
なんだよ、その気遣い。
俺、マジで期待するよ?
勘違い…するよ?
気がないくせに優しくすんなよ。
紙を握りしめたまま、冷蔵庫へ向かう。
冷蔵庫を開けると
『買いすぎだろ…』
大量のスポーツ飲料に栄養ドリンク。
思わず笑ってしまった。
まあ柚木ちゃんらしいけど。
そしてある物が目に入った。
『………プリンって…』
ちゃんと、覚えててくれたんだ。
俺が甘い物が好きで中でもプリンが好物って。
柚木ちゃん…俺のこと、考えながら買い物したんかな。
そう思うとなんだか嬉しくて。
1人ニヤけてる俺は相当気持ち悪い。