俺はキミの生徒




柚木ちゃんが買ってきてくれたスポーツ飲料を枕元に置く。


熱…相当あるよな。

カラダの中は火照ってんのに、外は寒い。


最悪だ、コレ。


ダルいとか、辛いなんて越してる。

もうワケがわかんねぇーって話。



【ピーンポーン】

と、そこへチャイム。


こんなときに…

もし訪問販売かなんかだったらすっげぇー形相で睨んでやる。


と、決め玄関へ行く。


この距離でも息が切れる。

つーか足、フラフラじゃん。



『どなたですか』

そう言ってドアを開けると




「大丈夫?修司くん!」


ひょこっと顔が出て来た。



俺の家を訪れたのは



『………加奈さん』











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