俺はキミの生徒




「春谷修司、だったっけ?」


『え…?』


廊下に出ると千絵先輩がいて。

突然声をかけられ驚く俺。




「名前だよ、名前」


『あ、はい。

春谷修司です』


なぜか緊張してる俺。


なんか…アレなんだよ。

千絵先輩の目力、ハンパないんだよ。



「よろしく。

これから1年間。」


え?


え?


『半年じゃないんですか?』


普通、生徒会って前期と後期に別れてるもんだろ?

それに今年3年の瑠李先輩は受験があるから後期も生徒会長なんてやってられないはず…



「そうだよ。

けど、瑠李が会長だし。


どうせ後期もこのメンバーで行くに決まってる。」


アイツはそういうヤツだから、と最後に零した千絵先輩。



『そうなんっすか』


そうとしか言えない俺。


でもビックリした。

まさか千絵先輩から話しかけてもらえるとは思ってなかったから。







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