俺はキミの生徒
『俺…言わなかったっけ?』
言ったつもりだったのに。
『聞いてない!
ってか大事なことなんだからしっかりしろよ!』
キレる新。
ま、まだ時間あるしどうにでもなるだろ。
『シャワー浴びたいならうちの使えばいいし、
ワックスつけたいなら俺の使え』
きっと新は自分の身なりを気にしているだろう。
今のままで十分なのに。
『はっ!?なんでお前俺の考えてること…』
『顔に書いてあった』
新は手で顔を覆う。
相変わらずのバカだな、まったく。