俺はキミの生徒





『どうしたんすかっ?!』


加奈さんがうちを訪ねてくるなんて珍しい。



「いやぁ…1人でクリスマスなんて淋しいから修司のところ来てみた!

あっ!新ぁ~!久しぶりじゃーん!」


加奈さんは白い箱を俺に預けると新の元へ一直線。

そして肩を組んで、新の髪の毛をぐしゃぐしゃにしている。


って新、顔ニヤけてるから。

しかもちょっと赤いし。



『加奈さん。これ、どうすればいいですか?』



「冷蔵庫に入れておいて!

ケーキだから丁寧に扱ってね!」


やっぱりケーキか。

さすが加奈さんだ。


気が利く。



『あ、夕飯…食べました?』


そう聞くと首を横に振る加奈さん。



「ピザとろうよ!

たぶん、時間かかるだろうけど、
お姉ちゃんが来る時間と考えればちょうどいい感じになると思うし!」









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