俺はキミの生徒




「お姉ちゃんが先に来るか、ピザが先に来るかで賭け、しない?」


ニヤッと笑う加奈さん。


30分ほど新ともめた末に、注文し終えたのだ。



『いいっすね~!

もちろん、修司もやるよな?』


新は加奈さんに分からないようにウィンク。


はぁ…しゃーねぇな。



『…ああ』


新のためだ。

めんどくさいけどやってやろうじゃん?



『で、何賭けるんですか?』


そうだなぁ…と呟き、加奈さんは手をポンと打つ。



「負けたら飲み物買いに行こう!

これでどう?」


飲み物買いに行く。

ヤベ…絶対俺、勝と。


さっき外見てたら雪降ってたし。


それで外には出たくない。



「じゃ、まず修司はどっちに賭ける?」










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