俺はキミの生徒
『やっぱり最初に酔いつぶれんだな…お前は』
俺の横で寝息をたてながら眠った新に言う。
もちろん、起きる気配はゼロ。
「ま、まだ未成年だしね。
修司は?眠くない?」
『全然、余裕すっよ』
ニヤッと笑う俺。
どうやら俺は相当酒に強いらしい。
加奈さんや柚木ちゃんと同じくらい飲んでいるが、眠気も気持ち悪さも何もない。
「修司、将来絶対に酒豪になるよ」
加奈さんはおもしろそうと言わんばかりに笑う。
「ね、加奈」
柚木ちゃんがグラスに入ったシャンパンを見つめながら加奈さんに聞いた。
「佐藤くん。
寝ちゃったことだから、教えてくれない?
加奈のキモチ」