俺はキミの生徒
『ここです、ここ』
修司の家から徒歩数分。
本当に小さい神社。
時間はもう夜中の3時。
そのせいか人影は見えない。
二人でお賽銭を入れ、目を閉じる。
『どうか、みんな仲良くいれますように。』
あえて、自分のことを願わなかった。
やっぱり、みんなが仲良くいられることが1番だから。
本音を言えば、
加奈さんとずっと一緒にいられますように。
そう願いたかった。
どんなカタチでもいい。
友達でも、
ただの知り合いでも。
願わくば、恋人として、傍にいたい。
「新は何お願いした?」