俺はキミの生徒
「新を悪く思わないで。
柚木ちゃんが修司のほうに行くように仕向けてるんだから。」
はぁ?
なんだよ、それ。
意味分かんねぇし。
「学校で相談したの、新と。
この件に関して2人は話し合わないといけない、って。
もしかしたら、柚木ちゃんの隣に住んでるのが修司だってバレる可能性もあるワケだし。
柚木ちゃん、新聞部につけられる可能性がある。」
『それで柚木ちゃんの隣に誰が住んでるのか探ろうってワケか』
「恐らくね」
もしこの場に新聞部のヤツがいたらきっと、俺は殴り飛ばしていただろう。
それくらい、新聞部にムカついていた。
「ま、そのことは置いておいて、聞いて。
今日、修司が帰ったあとのこと」
志帆は真剣な瞳で俺を見つめる。
そして、口を開いた。