俺はキミの生徒
それから30分後。
なんの前触れもなく、突然うちの玄関のドアが開いた。
他人の家に勝手に入ってくるなんてヤツしかいない…
『しゅーじー!
今日、泊めて~』
……やっぱり。
お前だったか、新。
『あれ?柚木ちゃん?』
「あ、もう帰るね。
じゃあまた。
ばいばい、佐藤くん、修司」
柚木ちゃんはそそくさとうちを出て行った。
『俺…なんか邪魔しちゃった?』
『いや、別に。』
特に甘い雰囲気だったワケじゃないしな。
『な、修司。
あんまり聞かないけどさ、明日は学校行こうな』
『もとからそのつもりだけど?』
『あ、ならいいんだけど…』
俺の返事を聞いて新は動揺した様子。
ま、確かに俺の性格上、明日学校休んでもおかしくないからな。
驚いて当たり前か?