俺はキミの生徒
「よし。そろそろ寝ようかな。」
柚木ちゃんはそう言ってまた、顔を出す。
『危ないってば』
また俺は同じ事を言う。
柚木ちゃんはさっきのように素直に引っ込んではくれない。
「修司?なんか元気ないよ?」
『そらどーも。』
俺は柚木ちゃんと目を合わせないように顔を背ける。
「いつもさ、ここにしわ寄せてると彼女…できないよ?」
『それはそれで…別にいいけど』
それが本音だった。
俺は柚木ちゃん以外女なんていらない。
大袈裟かもしれないが柚木ちゃんさえいればそれで良かった。
「え?それってもしかして…」
ヤバイ。
完全勘違いしてる。
「もしかして…そっち系の人…なの?!」