俺はキミの生徒





『あの…さ、柚木ちゃん』


放課後

柚木ちゃんに呼ばれ俺たちが向かったところは数学準備室


数学の先生のための部屋。


そして柚木ちゃんに言われるままに扉を開けたワケだが…

なんだ、コレ?



「ま、そう言わずにね。

あたし…片づけ苦手なんだよね」

柚木ちゃんは苦笑い。


今、目の前には山積みの…何か。

きっとコレは机だろう。



『柚木ちゃんは俺たちに机の上のそうじを手伝ってほしいってワケね』


新は何も言わない。

多分、あまりに汚すぎて呆気にとられているんだろう。



「ジュース1本おごるから!

ね?お願い!!」



『どうする?新』


もちろん手伝うつもりだが、ここは一応確認。



『まあ…仕方ないじゃん?』



「ありがとう!2人とも!!」


まだちゃんと返事してないのに柚木ちゃんは大喜び。

まあ…いいんだけどね。






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