俺はキミの生徒
「おはよ、修司」
月曜の朝
新は昨日の夜、名残惜しげに帰って行った。
『あ、はよ。』
お互いの手にはゴミ袋。
『相変わらずゴミの量、多いな』
そう俺が言うと膨れつっらになる柚木ちゃん。
そして
「相変わらずゴミの量、少ないね」
と、嫌味ったらしく言った。
柚木ちゃんの手には袋から溢れそうなゴミ。
俺の手にはレジ袋にほどほどの量のゴミ。
いつもゴミの量に差が出る。
「仕方ないじゃん!
うちは2人暮らしだよ?
それにこっちは女だしね!」
柚木ちゃんはイーッと言って歯を見せる。
このやり取りも毎度のこと。
『ってか俺と言い争いなんてしてる場合?
もう8時になるけど?』