俺はキミの生徒
『おっはよー!修司!』
欠伸をしながら校門をくぐる。
そうすると背中を叩かれ、新の登場。
『お前って…いつでも元気だな』
その元気、俺にも少し分けてくれ。
『だろー?
ってか修司はいつでも元気なさ過ぎなんだよな』
新はうんうんと頷いている。
勝手に言ってろ、バカ。
「おっはよー!修司、新!」
また、背中を叩かれる。
ってこれまた元気なヤツの登場だ。
『おっす』
『おはよ、志帆!!』
俺と新の背中を叩いたのは、澤島志帆だ。
コイツのテンションは新と同じくらい高い。
ちょっと困る。
新だけでも大変だ、っていうのに。