俺はキミの生徒
朝、暑くて目が覚めた。
目覚めは最悪。
昨日よりダルさがヒートアップ。
困ったもんだな、俺。
昨日の出来事でまた熱上がるって…
着ていたTシャツが汗でグシャグシャになっていた。
着替えるために渋々、起き上がる。
『はぁ…』
着替えるだけで溜め息。
起きたついでだ。
トイレにも行っておこう。
あ、休むって学校に連絡しなくちゃ。
ダルい、ダルい、と思う中も頭はちゃんと機能してるようで。
俺、すごい。
なんて自惚れてみる。
寝室の扉を開け、机の上の物が目に入る。
「おはよう。
カラダ…大丈夫?
昨日はありがとね。ホントに感謝してる。
冷蔵庫に飲み物とか栄養剤入れておいたよ。
お大事に。
木下柚子」