きまぐれカフェへようこそ!
周りはあたしと冬士くんの関係に興味を持ってあたしたちを見物中



『そういや冬士くん、どうやってあたしのクラス知ったの!?』



冬士くんには女友達なんかいないし、男友達だって数えるくらいしかいないはず....



じゃあどうやって知ったの!?



「シロから聞いた....」



『はいっ?』



あたしシロさんに自分のクラスとか教えたことないんですけどっ?


『シロさんはあたしのクラスを冬士くんに教える時、何か言ってた?』



冬士くんはちょっと考えた後に、小さく「あ....」と言った



『なっなに?』




「パーティーの時にお前の鞄を探っていたら生徒証を見つけたとかなんとか.....」



『なんですって!?!?!?』



アイツ....あの時なんかコソコソしてるなって思ったら



そんなことやっとったんかよ!



『まあ.....シロさんは今度店にいって殴るとして....



冬士くんはどうしてうちのクラスに?』



「シロとクロが茶羅を今日連れてこいって」



『あんのオセロコンビ....


あたしはそんなに暇じゃないっての!』


「え!?茶羅今日は予定あるの...?」


冬士くんが子犬の様な顔であたしを見てきた



『....残念ながらないんですけど』


「残念..?


じゃあ今日の放課後迎えにくるから...」



じゃあねと言って今日の騒ぎの原因はさっていった



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