三澤斗春とリッパー・ザ・ジャック。
付録のチュパカブラのページ。
それを読んだ三澤は、気配を尖らせた。
それでいて、口元は笑っている。
「ほぅ……、『チュパカブラは比較的倒し易い』と」
同じように長倉も、薄ら笑っている。
なにこの人たち、控えめに言って気持ち悪い。
「ソラちゃん……君は、どうやら僕達」
そこで、一つ息を吸う。
三澤と長倉。
二人は見事にハモった。
「『チュパカブラに夢を馳せる会』を敵に回したようだな!!」
「そんな夢さっさと捨てろ! てか、あなた達は、いつの間に、そんな会にっ!?」
あ、突っ込む元気、残ってた。
もしかしたら、空元気ってやつかな。
そんな亜九谷に、三澤は不思議そうに告げる。
「何、言ってんだ?会員番号82番」
「えわぁっ!? そうきますか! 次は、そうきますかっ!?」