それは運命だから・・・
「って、ミミズなんてねーよ!てか食うのかよ!」
「えー鳥ですから・・・」
「ミミズなんて引くですぅ」
「君たち分ってないね。ミミズの素晴らしさが。あの何ともいえない噛み応え・・・」

・・・紳士的なかっこいい奴がこんなこというと、かなり引かれるな・・・
「そんなん分るかいっドーでもいいから腹減った!早くしろや」
「そんな言い方ないと思うけど?」
「なんやて?犬っころが!」
「・・・い・・犬っころ?!」
 
 大人しそうなグレープの顔が引きつっている。

「~仲間だから我慢する・・・」
・・・あぁ・・・グレープ・・・君は偉いよ・・・
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