それは運命だから・・・

「うぎゃぁーやめろぉぉ！」
　麻葉の家臨川（りんせん）家に風呂場から悲鳴が響いた。
「うるさい！お前臭いんだって！」
「なんやと！外国じんが！」
「・・・！てめぇ！」

キウイさっき貸した俺のTシャツと短パンをはぎとった。
「猫は風呂が嫌いなんだよ！」
「ふっ。そんなんだったら女の子に嫌われるよ」
「な！修行の身に女はいらへんわ！ボケっ」

・・・こいつはイチイチ暴言吐きやがる・・・

「ほらこの！ちょっと洗うだ・・・け・・！」

「い～や～や～！」

風呂のドアにしがみつくキウイを必死に引っ張る。
・・・さすが猫。爪で踏ん張っている。

そのとき！