それは運命だから・・・
浩次と優は50Mの半ばで停止、キウイの奴はゴール。
 記録5秒ジャスト。

「スゲェ!なにコイツ!!」
「オリンピック選手?」
そのとき、明が俺の隣にきた。
「あいつ、何者?お前と仲よさそうやし」
・・・アイツは猫です、っていえるかぁ!

「あいつ?うん・・・凄いよ」
「しかも、モテモテやし・・・同じ関西弁やしなぁ、負けられるか!」
・・・こいつなんか妙にライバル意識持ってるし・・・勝てないから!絶対!・・・
「あはは!おもしれー!おい小太郎!学年トップの座は、お前にやるよ!」
浩次の顔が引きつっている。相当悔しいらしい。優は相変わらずおっとりしている。

「みッ観ろよ!女子の愛さんも凄いぞ!」
俺は幅とびをしている女子のほうにめをやった。

「ふっ・・・・・・」

・・・さすがピーチ・・・いや、さすがウサギさんだよ!

らくらく8M越してるし・・・!

「きゃー!愛ちゃんかっこいい!」
女子にモテモテだ。
「やばい・・・俺、愛さんにホレタ・・・!」
男子にも人気ということか!まぁ、想定内だな。
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