それは運命だから・・・
「う・・・ぐぁ!」

校庭の裏から、だれかのうなり声が聞こえた。

「今!グレープの声がしたぞ!」
「はい!」

レモンは地上に下りるといつの間にか金色の剣を手にしている。

「麻葉さんは、下がっていてください!」

・・・ひゅっ!・・・・・・・・

何かが俺のメガネに当った。
「・・・っつ・・・」

「これは・・・人形っ・・・御札!?」
「なっ!式紙だと!?」
「式紙って何?」
「後で説明します!」
・・・ざっざ・・ざ・・・
誰かが近づいてくる・・・

「なんですかぁ?遅かったですねぇ・・・」
「!?」

俺はその光景に目を疑った。

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