それは運命だから・・・
ピーチの言葉とほぼ同時にレモンは空に浮きあがった。
「紅き浄化の炎よ・・・千の星になり敵を捕まえよ」
ぼっ!ピーチの御札から勢い良く紅い炎がレモンにむかう。
「させるか!」
紅い炎をレモンが剣で跳ね除ける。

「レモン!ピーチ!もうやめろよ!!仲間だろ!?」

「仲間であろうと、フロートを渡すわけにはいきません!」
「仲間ねぇ・・・」

・・・なんだよこいつら・・・仲間とかいっといて・・・
って、今俺フリーじゃん。グレープを助けれるじゃんか!

「グレープ!」
俺はグレープにむかって走った。

「逃がしませんよぉ」

「麻葉さん!危ない!」

「白き稲妻よ・・・我に従い地を破壊せよ!」

ドガ―ン!!

「おわぁ!」
危機一髪。俺の目の前に白い雷が落ちてきた。

・・・!?体がしびれて動かない!?

「う・・・ぁ」
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