それは運命だから・・・
「おぃ・・・もう泣き止めよ~よ」
「ふ~うえぇぇー・・・戦争は大嫌いや!」
・・・なんか、あったんかな?

「キウイ・・・もう戦争は終わってるよ?もう平和だよ?・・・なかないで?」
・・・グレープって優しいなぁ
「俺の家族ーうひゅえぇー」

・・・?

「家族って?猫の?」
「はい。キウイの家族は、戦争で亡くなったんです。かわいそうに・・・」

・・・??

「戦争って62年前の太平洋戦争?・・・え?何歳なの?キウイ・・・」

「え?そんなに、悲しいことやない・・・。まぁ、元飼い主の家族に戦争たいけんした
89歳のおばあちゃんいたけど・・。俺の中の悲劇は猫の間であった戦争や」


・・・???いま、なんとおっしゃった?


「猫の・・・せんそう?」

「あ?今、何やそれ的な思考抱いたやろ!?人間世界にとっては、目もくれないことやけど・・・ひどい戦争だったえ・・・ふえ・・・ぅうう・・」

「あぁ・・・もう泣かないで!話さなくていいからね!」
・・・猫世界の戦争って・・・なんかコワソー・・・

「あ・・・そうだ。部活行ってくるからお前ら4人で先に家に帰ってろ」
「部活?ってなんですかぁ?」
「んー・・・まあ帰ってろ」
説明しにくい。

「麻葉ー行くえ部活!」
明が手をふっている。
「んじゃ」
「ばいばいですぅ」
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