それは運命だから・・・
「クッ!」
ピーチ・レモン・グレープ・キウイはそれぞれ変身した。
「多勢に無勢はひきょうねぇ・・・」
「・・・桃・・・私たちならここにいる」
電線の上でキツネの椛と小さな男の子、綺麗な女の子がいた。
「勝負だ!アラルブラ(紅き翼)!」
「望むところよぉ・・・ローゼン(薔薇)」

・・・ドンッ!
・・・ガッ!ガガッ!

光の速さに等しい両チームの動きはどうなっているのか分からない。
でも、どうしてこんなことするんだよ・・・なんの意味があって・・・フロートとか手にいれてどうなるってんだよ!?人間にそんな力で復讐するのかよ!?

「・・・人間の姿になり、欲が出てきたのですね」
「・・!?」

ローゼン、アラルブラの動きが止まる。

「お前は・・・!?」

そこに立っていたのは夢の中に出てきたあの、謎のローブ男だ。

「憎しみの感情からして・・・コレほどとは・・・」
「なんだお前・・・」
「今、現在も夢に等しいのにな・・・」

・・・!?

「どうゆう意味だ!?」


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