優しい魔王と優しい勇者の悲しいお話
集まった人たちには一人ずつに豪華な部屋が用意されていました。



みんながそんな豪華な部屋に浮かれる中、少女だけは窓の外から夜空を眺めていました。



王国の夜空はとても濁っていました。



その濁った色を見ると、あの時の少年の瞳を思い出し悲しくなりました。



少女が夜空を眺めていると、どこかからか人々の悲鳴が聞こえてきました。
< 21 / 63 >

この作品をシェア

pagetop