優しい魔王と優しい勇者の悲しいお話
「そのかわり、条件があります。」

「なんだ?」

「私が魔王を倒したら、私の願いを何でも一つだけ叶えていただきたいのです。」

「一つでいいのか?」

「はい」

「うむ、わかった。」



少女はそれだけ言うと、一度頭を下げ、部屋に戻っていきました。
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