優しい魔王と優しい勇者の悲しいお話
長い時間がたちました。



まだまだ力を残している魔王に対し、少女はもう限界でした。



視界がかすみ、足下がふらつきながらも、少女は戦うことをやめようとはしません。



2人は次で最後だと感じていました。



少女は最後の力を振り絞って剣をふるい、魔王にむかっていきました。
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