優しい魔王と優しい勇者の悲しいお話
少女はゆっくりと王様の元へと近づいていきました。
王様は少女に気づくと、にっこりと笑いかけてきました。
「おぉ、今回は本当にありがとう。心から感謝する。」
少女は微笑むと、王様に向かって言いました。
「王様、私との約束を覚えていらっしゃいますか?」
王様は一瞬きょとんとすると、あぁ、とうなずきました。
「なんでも願いを一つだけ叶える約束だったな。なんだ?何でも言ってみよ。」
少女は嬉しそうににっこりと笑うと、腰にさしていた剣を抜き、その切っ先をを王様の喉元に突きつけ、言いました。
「王様、死んでください。」
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王様は少女に気づくと、にっこりと笑いかけてきました。
「おぉ、今回は本当にありがとう。心から感謝する。」
少女は微笑むと、王様に向かって言いました。
「王様、私との約束を覚えていらっしゃいますか?」
王様は一瞬きょとんとすると、あぁ、とうなずきました。
「なんでも願いを一つだけ叶える約束だったな。なんだ?何でも言ってみよ。」
少女は嬉しそうににっこりと笑うと、腰にさしていた剣を抜き、その切っ先をを王様の喉元に突きつけ、言いました。
「王様、死んでください。」
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