白銀の景色に、シルエット。
彼女はまた明日も笑わなければならないのだから。何もないフリをして、俺に笑みを見せないといけないから。
いつまで続くのだろう。こんな、どうしようもない状態は。
俺はいつから君を嘘つきだと──そう、信じられなくなったんだろう。
分からない。答えは見つからない。
出来る事ならあの頃に戻りたい。あの頃の君に会いたい。
そうして初めからやり直すんだ。今度はこんな事のないようにするんだ。
彼女がずっと俺だけを見ていてくれるように。優しくてかっこいい彼氏になってやる。
そうすれば、目移りなんかしないだろ? なあ……。
壊れていく。
全てが。
今までが。
音もなく。
静かに。
何も変わらないまま、時は過ぎてゆく。
小さな傷を残しながら、静かに。
俺も彼女も決断するであろう、その日まで。
*End*
――――――――――
この小説は是非、オフコースの「君が、嘘を、ついた」という曲を聴きながら読んで下さい。
この曲を聴きながら浮かんだお話なので。
あのオフコース独特のしっとりした切ない感じのメロディで、歌詞がまた凄く切なくて。
彼女も公太も、それぞれの想いを抱えて苦しんで……。
でも、別れる事も簡単には出来ない。それで迷い続ける。
いつか決断を迫られる日が必ず来ます。
その日、彼らが最善の選択を選んでくれたらと、そう思います。
ご拝読ありがとうございました。
by 08ー08ー19.
いつまで続くのだろう。こんな、どうしようもない状態は。
俺はいつから君を嘘つきだと──そう、信じられなくなったんだろう。
分からない。答えは見つからない。
出来る事ならあの頃に戻りたい。あの頃の君に会いたい。
そうして初めからやり直すんだ。今度はこんな事のないようにするんだ。
彼女がずっと俺だけを見ていてくれるように。優しくてかっこいい彼氏になってやる。
そうすれば、目移りなんかしないだろ? なあ……。
壊れていく。
全てが。
今までが。
音もなく。
静かに。
何も変わらないまま、時は過ぎてゆく。
小さな傷を残しながら、静かに。
俺も彼女も決断するであろう、その日まで。
*End*
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この小説は是非、オフコースの「君が、嘘を、ついた」という曲を聴きながら読んで下さい。
この曲を聴きながら浮かんだお話なので。
あのオフコース独特のしっとりした切ない感じのメロディで、歌詞がまた凄く切なくて。
彼女も公太も、それぞれの想いを抱えて苦しんで……。
でも、別れる事も簡単には出来ない。それで迷い続ける。
いつか決断を迫られる日が必ず来ます。
その日、彼らが最善の選択を選んでくれたらと、そう思います。
ご拝読ありがとうございました。
by 08ー08ー19.