悪魔の館へようこそ



明日からまた学校。

宗ちゃんは行けるのかな?

見に行ってみよう。


部屋を出て、
宗ちゃんの部屋に
入ろうとすると、
下で物音が聞こえた。

誰かいるのかな?

そう思って下に降りると
リビングの電気が点いていた。

誰ー…?


「宗ちゃん!」


中を覗くと、
キッチンに宗ちゃんがいた。


「宗ちゃん、どうしたの?」


「喉渇いて、
水飲んでた。」


手には水の入ったコップ。


「もう大丈夫なの?
熱は?」


「さっき計ったら35.8度で
平熱だった。
迷惑掛けてごめんね。」


「迷惑なんかじゃないよ。
宗ちゃんの熱が下がって
本当良かった。」


明日は一緒に学校行けるね。


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