悪魔の館へようこそ



「じゃあ、
海斗の部屋で寝ようかな。
羅夢ちゃんはここ
使っていいよ。」


え…。


「おやすみ。」


待って、待って。

立ち上がって
出て行こうとする
颯太くんを止める。


「何?」


「分かってるんでしょ。」


「言ってくれないと
分からないな。」


意地悪…。

分かってるくせに。


「羅夢ちゃんって
本当可愛いね。」


振り返って
頭を撫でてくれるけど…。

完璧子供扱い。


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