悪魔の館へようこそ



「最初に言ったでしょ。
掃除、洗濯、皿洗いは
3人で分担って。」


確かに。

でも…、
あれはあたしの我が儘
と言うか…。


「宗士が部活入るなら
家帰ってから出来る
皿洗いしかないだろ。
だから、掃除と洗濯を
海斗としてたんだ。」


あたしの最初の計画は
予想とは違う方向に
進んで行ってる。


「羅夢ちゃん?」


颯太くんの腰に腕を回し
胸に頬を寄せる。


「どうしたの?」


髪を撫でながら
聞いてくれる。


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